品質を守る法律・規約
いつもおいしく安全に食べられるために
インスタントラーメンがいつもおいしく、安全に食べられるように、製造や販売に対して規制する法律や制度があります。
JAS(日本農林規格)法
1950(昭和25)年、農林水産省は、国産の農・林・畜・水産物とその加工品に対して、優れた品質を持つ食品の供給を図ること、品質内容を識別するために表示をすることを主眼に、「農林物資の規格化等に関する法律」(JAS法)を定めています。JASマークのついたインスタントラーメンは、この法律を厳格に遵守している食品です。
食品衛生法
厚生労働大臣は健康に無害であることの確証のない食品の販売を禁止したり、食品添加物の制限をする権限を有します。また、食品の販売や、添加物の製造・加工に関する規格や基準を定めることができます。即席めんでは直射日光をさけて保存すること、油脂で処理したことを表示することが義務づけられています。
即席めんの成分規格
めんを油脂で処理したものに関し、めんに含まれる油脂の鮮度と、油脂の酸化の過程で生成される過酸化物について基準があります。それぞれ「酸価」は3をこえてはいけない、「過酸化物価」は30をこえてはいけないという規格が定められています。
食品表示法
消費者が安全に食品を摂取し、かつ選択しやすくするために、一般的に販売される食品について表示内容をの基準を決めている。
計量法
経済産業省によって、商品量目の明示義務、および正確に計量するよう努める義務が課せられています。
独占禁止法
正式には、「私的独占の禁止および公正取引の確保に関する法律」といいます。経済と市場における競争の機能を維持するために国の規制を加えることを定めた法律で、私的独占、不当な取引制限、不公正な取引方法の禁止を主眼としています。
不当景品類および不当表示防止法
独占禁止法の特例法で、不当な景品類および表示による消費者の誘因を防止するために設けられた法律です。
容器包装リサイクル法
消費者がごみを出すときの分別を簡単にするために、紙製容器包装、プラスチック製容器包装などには、識別マークをつける義務があります。
製造物責任法(PL法)
製造物の欠陥により生じた利用者の人的財産的被害について、製造物の製造者責任を定め、被害者の保護を図ることを目的とするもの。