添付調味料(スープ)の製造工程
添付調味料(スープ)の原材料
添付調味料には、粉末、液体、顆粒の3種類があります。いちばん多く製造されているのは粉末状のもので、味のスタイルは中華風です。
粉末スープの原材料となるのは主に次のものです。
基本調味料 | 食塩、しょうゆ、味噌、ソース、糖類、食酢、食用油脂など |
天然エキス | 畜肉、魚介、昆布、野菜など |
乾燥粉末 | 畜肉、魚介、野菜、果実、キノコ、のりなど |
香辛料 | 胡椒、オールスパイス、ローリエ、にんにく、唐辛子など |
添付調味料(スープ)の製造工程
1.【原料前処理】原料を乾燥させて、粉末に
ペースト状、液状の原料(天然エキスなど)は、食塩などとともに乾燥し、粉末状に粉砕します。
2.【予備混合】配合量の少ない原料から混合
原料のうち、配合量の少ない香辛料や調味料(アミノ酸など)は、あらかじめ混合しておきます。
3.【本混合】すべての原料を混合し、湿度を管理
前処理した原料と、予備混合の終わった粉末と、そのほかの原料を混合します。混合室の温度および湿度は一定に管理し、湿気を帯びないようにつぎの工程に移します。
4.【検査】成分分析で品質を確認
粉末スープ1~2gをとり、100mlの熱湯で溶かしたものを、同じ品質が保たれているかどうか、標準保存サンプルと比較します。また、水分、塩分、エキス分について分析し、品質を確認します。
5.【小分包装】粉末スープを充填包装機で小袋に
検査後、粉末スープを充填包装機で小袋に入れ、熱ヒーターでシール密封します。ここでもシールの状態や重量について検査します。
ほかに、液体スープやペースト状スープが添えられる場合があります。
特にめんに油脂を含まないノンフライめん(熱風乾燥めん)では、ラードや胡麻油などの食用油を別添するか、スープに油脂を練り込んだペースト状のものを使うなどの方法がとられます。